CBDって目赤くなる??

赤目(目が充血する症状)は、ドライアイやホコリ、煙草などに対する目の反応から起こることがあります。また、睡眠不足、緊張、疲労、目のアレルギーなどが原因であることもあります。しかし、緑内障や目の感染症のような深刻な目の病気の症状である可能性があります。

しかしこの記事の読者が一番気になっているのは、大麻などの中毒性や精神作用のあるものを摂取したことによる影響がCBDでも出るのかという事じゃないでしょうか。大麻から発生する赤目の仕組みとCBDでも起こりうるのか調べてみました。

目の赤みの原因とは?


目の小さな血管が拡張することで、目は赤くなります。この血管が拡張している状態を引き起こす原因には実に様々なものがあります。

  • 血管が腫れる原因として最も多いのは、目のアレルギーです。また、食べ物や薬などのアレルギーも、血管を刺激して血管を拡張させ、赤みの原因となります。
  • テレビや携帯電話の見過ぎやパソコン作業などのデジタルな負荷も同様に原因となります。
  • 目の乾燥(ドライアイ)も赤目の大きな原因の一つです。これも過度の緊張が原因で起こることがあります。
  • 周囲の環境条件も赤目の原因になります。日光やほこり、煙草の煙、火やタバコの煙などの大気汚染物質に過度に触れることで、炎症が発生し、結果的に目が赤くなってしまうことがあります。
  • 睡眠不足も目の赤みの主な要因であることが確認されています。
  • アルコールの撮りすぎは目の充血につながりますし、THCのような精神活性物質の摂取も充血の原因となります。

なぜTHCを摂取すると目が赤くなるのか?

THCを摂取することで目が赤くなる原因は様々あります。

アレルギー又は煙
中には、大麻そのものへのアレルギーで赤目が出るケースもあります。大麻の花粉によるアレルギーは、過度のくしゃみ、目や鼻の炎症やかゆみ、呼吸困難などの症状を引き起こす可能性があります。これらの症状が充血した目に繋がることもあります。

また、大麻を吸っている場合は、その煙で炎症を起こして血管が拡張し、目の充血につながることもあります。

ECS(エンドカンナビノイド・システム)との相互作用
しかし、非喫煙と関係ない経口摂取方法でもTHCを摂取すると目が充血してしまいます。そして、THCの経口摂取での目の充血を引き起こすのは、THCの独特の化学構造が原因なのです。

人間のECSには多くの受容体があり、その中でもCB1とCB2が有名です。大麻を摂取すると、THCはこれらの受容体と相互作用して血圧を上昇させます。脳と人間の目の大部分には、いくつかのCB1受容体があります。THCとCB1が結合すると、それに反応して目が赤くなり始めます。

THCを摂取してからしばらくすると、心臓の鼓動の速さが正常に戻り、血圧も低下します。CB1受容体はECSに信号を送り、体全体の血圧を下げます。これにより眼圧も下がり、血管が拡がります。拡張した血管は目への血流を増加させます。この血流が増えることで、目の赤みの原因になるのです。

THCと緑内障


ちょっとした脱線にはなってしまいますが、目の赤みは、通常良い症状ではないと考えられています。しかし、THCについて行われた研究の中には、眼圧を下げることが緑内障患者に有益であることが示唆されているものもあります。緑内障は、眼圧が高くなることで視神経が損傷することで起こる深刻な目の病気です。

CBDは目を赤くしますか?


THCと同様に、CBDも体内のECSという受容体と相互作用します。しかし、その相互作用の方法はTHCのようなものではありません。THCが直接受容体と結合するのに対し、CBDは間接的に様々な生理機能のバランスを整えるために体の恒常性に影響を与えます。

したがって、CBDはCB1とCB2の受容体と結合しないため、心拍数や血圧の上昇を引き起こすことはありません。

心拍数と血圧はそもそも変化しないので、これらの身体パラメータを正常化する必要はありません。したがって、全体的な血圧を下げるための信号はCB1受容体によって放出されず、血管は正常なままで、拡張しません。そのため、目の赤みも見られません。これが、CBDが目を赤くしない理由です。

ECSの受容体と結合し、心拍数、血圧、眼圧などの生理的変化を誘発して目を赤くするのはTHCであることがこれでわかりました。さらに、多くの研究では、CBDがエンドカンナビノイド受容体と結合するのを防ぐことで、THCの効果を中和することが示唆されています。その過程で、THCの精神作用も軽減されます。効果の強さは、この2つの化合物の摂取している量に依存します。

最後に

CBDが原因で目の充血が起こり得ない事がわかりましたね。もし充血してしまった場合は希ではありますが、アレルギーの可能性であったり、CBDの使用の前後で画面を長時間見てたなど、他の原因を考えてみましょう。

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